2025-08-25

古典的バ美肉ボイチェンとゲーム実況向け音調整2025

 20250825: 仮公開。プラグインごとのリンクや画像は後日…。





いわゆるバ美肉ゲーム実況生配信をやっているので、この声と配信の音声に関するメモの2025年版です。主にVSTプラグインの解説になります。過去記事にも解説もあるのでそちらもよろしくお願いします。

古典的なピッチ・フォルマントシフトを使ったバ美肉ボイチェンという特殊性から独特な部分もある一方、ゲーム実況配信とかボーカル処理という点でバ美肉ボイチェン以外にも通じる部分があると思います。

調整の方向性に関係することですが、自分の嗜好としてアマチュアのゲーム実況配信においては、なるべくゲームの音はそのまま送りつつ、ゲームの音の中でも声がちゃんと聞き取れるのが理想と思っています。声の質も良いに越したことはないですが、動画や雑談配信や歌配信に比べると重要度は下がると思います。そもそも極端なボイチェンをかけない方が聞き取りやすいのですが、そこはノリでかけてしまって6年目になりました…。

機材と使用ソフト

  • マイクとオーディオインターフェイスをPCに接続し、PC内ではDAWから仮想オーディオケーブル経由でOBSに音声を送っています。扱いがむずかしそうなのでハード・ソフト共にミキサーの類は使っていません。
  • DAWはCakewalk Sonar無料版を使用してます。Cakewalk by BandLabが終了したので公式の移行先として公開されたものです。無料だといくつかの機能が制限されていますが使い方や基本機能は共通なのでこのまま使っています。音声入力のルーティングやトラック間の遅延?を自動で調整してくれるので重宝しています。
  • VSTラッパーとしてDDMF Superpluginを使用しています。64bitと32bitのVSTプラグインを混成させた状態でオーバーサンプリングできるのが魅力です。ついでに単独のVSTホストとしても使えるのも便利。
  • 32bitのVSTプラグインを64bitに変換するためにDDMF Bridgewizeを使用しています。これは実質ボイチェンのRoVeeを使うために買ったソフトです。後述のSuperpluginがあれば必須ではないのですが、あらかじめ変換していた方が不安が少ないです。あと先に買っていました。
  • 音声と映像のタイミングのズレはOBSの機能「同期オフセット」を使用して調整しています。マイナスの値を入力できるのが便利ですね。
  • なお、私は配信中は自分の声を聞いてないのでモニター機能とかは特にないです。

マイクからの入力

  • ノイズ処理: Supertone CLEARとRX Voice De-Noiseでノイズの軽減を行っています。CLEARはAIを使ったリアルタイム処理で環境音や残響を除去します。Voice De-Noiseはエアコンとかのバックグラウンドノイズ処理をしています。
    どちらもノイズ除去ですが、特徴が違うので2種類使っています。CLEARはともかくVoice De-Noiseは軽量なので2つ使っていても問題無いという判断です。
    音質に悪影響があると元も子もないですし、個人的にはレバーやボタンの操作音も「程々に」入っていた方が良いと思っているので、やりすぎないことにしています。
  • ボイチェン前の音の調整: EQのOzone 11 EQ、ディエッサーのLindell 902 De-Esserを使っています。
    EQは上手に使えれば音のコントロールができるのですが、自分は残ったバックグラウンドノイズっぽい音の対策とかちょっとやってるくらいです。
    ディエッサーは歯擦音を軽減するプラグインです。ボーカル処理についての話になるとよく出てくるのですが、ピッチ・フォルマントシフトのボイチェンをやる場合は普通の音声以上に慎重かつ大胆に調整することになります。歯擦音自体ノイズ音っぽいのですが、特に後述のボイチェンRoVeeはこれが爆音になる傾向があります。
  • ボイチェン: ピッチ・フォルマントシフトのボイスチェンジャーRoVeeを使っています。このジャンルで有名なプラグインの中でも特に古く、64bitのVSTプラグインが普通の現在に32bit版しか無いという時点で扱いにハードルがあります。専用の変換ソフトを使う・対応できるDAWやVSTホストを使うなどで対応します。
    さらに特に歯擦音に対して大きいノイズ音が出るのですが、これはいわゆるエイリアスノイズのようでこれに対応するために先述の通りディエッサーを強めにかけるのに加えてオーバーサンプリングがとても有効なので使っています。
  • 分岐について: Lindell 902 De-EsserとRoVeeのルートだけ2つありますが、一方が基本的な設定になっているのに対し、もう一方は「ディエッサーの差分の音を音量下げた音」を「RoVeeのピッチ・フォルマントシフトの設定を半分くらいにしたもの」にかけています。歯擦音をより自然にするための調整です。
  • 音量の調整と音質の調整: チャンネルストリップVSTプラグインのVCS-1を使い音圧と音質、音量をコントロールしています。いわゆるプリアンプ(エキサイター)・EQ・コンプレッサー・エキスパンダーが一体になったものです。
    だいぶ説明しずらいですが、プリアンプ(エキサイター)をある程度かけるとキモボイス感が軽減されます。やりすぎると圧迫感のある声になります。
    一定以下の音をカットするノイズゲートはコントロールが難しいので使用せず、代わりに一定以下の音を小さくするエキスパンダーを使っています。
  • リバーブ: epicPLATE mkIIを使用して、ちょっとだけリバーブをかけています。そもそも普通の部屋で配信しているので元の声に残響が入っているのにリバーブでさらに残響を描ける必要があるかというと難しいのですが、ちょっとだけかけると音の馴染みよくなるような感じはあります。強めにかけるとカラオケにも対応できます。
  • エンハンサー: AI-impactorはあらかじめ測定した音声から、いい感じにアタック感を強調しています。

PC内の音声

  • ノイズ処理(必要に応じて): RX De-humとRX Voice De-Noiseを準備しています。外部のゲーム機を繋いだ場合にノイズが発生した場合に使用します。どちらも遅延の無い設定でやっています。
  • タイミングの調整(必要に応じて): Channel Toolsを準備しています。マイクの音声とPC内の音声が、プラグインの遅延によってずれが生じた場合、PC内の音声側に遅延を発生挿せるために使います。ただし、Cakewalkの機能で自動的に補正されているようなので現在は使っていません。
  • リミッター: リミッターのTDR Limiter 6 GEを使用し、大きすぎる音を抑えています。ゲームの音声はなるべくいじらいない方針ですが、万一初起動のゲームやサウンドロゴだけ大きすぎるゲーム、音が重なった時の処理があやしいゲームなどで大きい音が出た場合はリミッターが必要だと思います。緊急ブレーキのようなものなので働かないのが理想です。
  • ダイナミックEQ: TarackSpacerはマイクの音に反応してその分の周波数を抑えています。要するに声とぶつかりそうなところだけちょっと削っている感じです。ゲーム音をなるべくいじらいない方針に反しているのですが、音量を確保しつつ声の通りを良くするためちょっとだけ抑える感じで使っています。

合成後(マスタートラック)の音声

  • リミッター: リミッターPeak Limitを使用し、合成後の音声でも大きすぎる音は抑えるようにリミッターをかけています。
  • アナライザー(必要に応じて): 設定を確認するときとかに、必要に応じて周波数アナライザーのTDR Prismを使用しています。正直あまり使っていないですね。



























2024-07-08

古典的バ美肉ボイチェンとゲーム実況向け音調整2024

20240814: リンク追加。
20240707: 仮公開。リンクがなかったり説明が抜けてたり…

いわゆるバ美肉ゲーム実況生配信をやっているので、この声と配信の音声に関するメモです。
声はボイスチェンジャー(ピッチ・フォルマントシフター)を使った男声→女声変換を行っています。
DAWでVSTプラグインを使いその声と配信全体の音声調整を行っています。

プラグインの個別解説については過去記事に画像付きのがあるのもあるのでそちらもよろしくお願いします。

Cakewalkの構成と使用プラグイン


トラック1はマイクからの入力、トラック2はPC上の再生音て、トラックAがそれらを合成したマスタートラックです。
Cakewalkという無料のDAWを使用しています。値段もありますが、RoVee(後述)との相性の良さで選びました。大手の歴史ある無料ソフトなのでネット上の情報が多いのもいいですね。

マイクからの入力
  • Supertone CLEAR: AIを使ったノイズ・リバーブ除去VSTプラグイン。配信者目線で使い勝手の良い物になっていると思います。音を「環境音」「声」「声の残響」に分け、それぞれを音量調整する形でコントロールします。
  • iZotope RX11 Voice De-Noise: 定番のノイズリダクション。軽くて使いやすいのでCLEARと同時に使っても大丈夫と判断しました。音質に影響があるので程々で止めておきます。大人しくしてるときにOBSのメーターに出ない程度までいってればいいでしょう。エアコンを使うときは効きを強めにします。
  • DDMF Superplugin: パネルにVSTプラグインを並べて使うような感じのVSTホストとかVSTラッパーと呼ばれるもの。この中にいわゆるボイスチェンジャーを含めた色々が入ってます(後述)。これもRoVeeとの相性で選びました。実はCakewalkでボイチェンを行う上で必須ではないのですが、流れとか使い勝手とかそういうので使っています。
  • Techivation AI-Clarity: AI系の学習で耳ざわりな部分を除去するプラグイン。良い具合になってるかどうかまだ様子見といったところですが…そもそも声のみのデータにかけるものかどうか…?

声以外の音の調整

  • iZotope RX11 De-Hum: ハムノイズ用のノイズリダクション。ゲーム機を接続しての配信の際、音声にノイズが乗るときのみ使います。
  • Channel Tools: Cakewalk付属のVSTプラグイン。ここではわざと音声にディレイをかけて、ボイチェン等で遅延が発生したマイク側の音とタイミングを合わせるために使います。
  • TDR Limiter 6 GE: リミッター。大きすぎる音を抑えます。ゲームの音は極力いじりたくないのですが、初プレイのゲームが爆音だったり、立ち上げ時のロゴだけ音が爆音だったり…。
  • Wavesfactory Trackspacer: ぶつかりそうな音同士(周波数帯のかぶり)をおさえるEQ。ここでは声に反応して全体の音を抑えています。多少なりともゲームの音に影響するので少しだけです。

マスタートラックの調整

  • DeePopMax: 音圧をあげるマキシマイザーなのですが、ここではなぜか最終にちょっとだけかけるリミッターとして使っています。なんでですかね…?
  • TDR Prism周波数アナライザープラグイン。視覚的に音を確認するときに使う物で、音そのものに影響するものではありません。

Superpluginの中身

  • iZotope Ozone 11 Equalizse: 無料のEQ。万能高性能なEQでオススメです。配信ではアナログモードで使うのが良いかと。
  • Techivation T-Clarity
  • [X-Over]…これはVSTプラグインではなくSuperpluginの一部。Bypass状態ではこの下の4つのラインに単純に同じ音が流れています。右2つはプラグインも入ってないしミュートしています。
  • Lindell Audio 902 De-Esser…ディエッサー。歯擦音を削減します。902 De-Esserはあまり設定を追い込まなくてもいい結果を出してくれる感じで、しかも機能が多く使いやすと思います。歯擦音とはだいたいサシスセソとかだと思っていただければ…。ボイチェン特にRoVeeは歯擦音が入るとすごいノイジーになるので重要です…さらに右側のは音量を下げた上で差分(削られた歯擦音)が出ています。理由は後述。
  • g200kg Music & Software RoVee…ピッチ・フォルマントシフト。これがいわゆるボイスチェンジャーです!キリよく1オクターブ上げています。一方右側はピッチフォルマントがほぼ半分です。ようするにディエッサー差分(削られた歯擦音)を小さくされたものに軽めにボイチェンをかけて戻しています。うまく加減できているかはわからないのですが、これがあると歯擦音の不自然さがなくなるんですよね…。
    さらにSuperpluginのオーバーサンプリングにより音質がかなり改善されています。これのみ配布されているのが32bit版プラグインしか無いのでそのために扱いに困ります。Cakewalkは32bitと64bitの混成、オーバーサンプリング対応ですが、32bitプラグインのオーバーサンプリングは出来ません…Superpluginには可能ですが有料です。他にも32bitプラグインを64bit化するソフトDDMF Bridgewizeもありますが、こちらも有料です。
  • Black Rooster Audio VPRE-73: プリアンプ。音量と音圧?存在感をいい感じに増します。この後の段階でも音量は大きくするけど、あんまり1つのプラグインで極端に大きくすると音が歪みすぎるような?。さらに低音のカットも出来て便利。
  • WAVES eMo D5 Dynamics: 音量のコントロールをまとめて行うチャンネルストリップ的ダイナミクスツール。要は小さい音は程々に大きく、大きすぎる音は抑え、小さすぎる雑音みたいな音は目立たないよう小さくします。
    この「小さすぎる雑音みたいな音は目立たないよう小さく」というのエフェクトをエキスパンダーというのですが、単品ではほぼ見かけません。
  • Variety of Sound Epic Plate MK II: リバーブ。プレートリバーブというものを再現した物になります。トークでもちょっとだけリバーブ描けるといい感じになると聞きますが、効かせ具合はまだよく解りません…そもそも収録時点で部屋鳴りが入ってるし…音質的な意味でドライな声や音にはいいのだと思いますが。

2023-09-26

フリーのVSTプラグインとDAWでいわゆるバ美肉のピッチ・フォルマントのボイチェン

2024.04.21 GOYOについて追記

フリーのVSTプラグインとDAWでいわゆるバ美肉のピッチ・フォルマントのボイチェンを行いました。こんな感じになります。
フリーとは言いつつ有料のソフトに移行することが予告されているものも含まれているのですが、だからこそ早めに書いておきたかったのですが時間が経ってしまいました…。

サンプル

こんな感じ

使ったDAWとVSTプラグイン

肝心な部分が有料に移行することが予告されているので早めにみてみてね。
  • Cakewalk ※後日開発終了、有料ソフトへの移行がアナウンスされています。
    DAW。音楽の編集や録音に使うソフトですが、ここではマイクで録音した音をリアルタイムで変換して配信などに出力する目的で使います。
    ちなみにこの例では配信では気にならないけど自分で聞きながらしゃべるのは難しくなる程度の遅延が発生するので、別途仮想ケーブルやミキサーがあると便利です。
  • GOYO Voice Separator ※現在はSupertone CLEARに名を改めて有料のプラグインになっています。有料なので趣旨から離れますがオススメです。
    ノイズ・リバーブ除去VSTプラグイン。配信者目線で使い勝手の良い物になっていると思います。音を「環境音」「声」「声の残響」に分け、それぞれを音量調整する形でコントロールします。
  • TDR Nova 有名なダイナミックEQ。音を周波数でコントロールします。TDR NovaはフリーのEQ中でダイナミックEQなのとアナライザー付きなのが貴重です。
    通常のEQの機能で低音高音をカットして変換前の音を整えています。少し音量も上げています。使わない機能はオフにすると負荷が軽くなります。
    実はサンプルを作った時点ではTDR VOS Slick EQという別のEQを使っていましたが、こちらの方がわかりやすいと思い変更しました。
  • RoVee ピッチ・フォルマントシフト。これがいわゆるボイチェンになります。
    VSTプラグインのボイスチェンジャーの中でも特に地声をコントロールせずとも声がガビガビしにくい?ので気に入って使っていますが、32bit版のプラグインしか無いので使い方に工夫が要ります。今回はCakewalkの使いことで解決します。
  • T-De-Esser Plus ディエッサー。サシスセソの音(歯擦音)が目立ちすぎるのを抑えるのに使います。
    これはフリーで配布されているディエッサーで欲しい機能が一通り揃っていて、音質も使い勝手も良いと思います。ちょっと紛らわしいですが、一部機能は使えない状態になっていますがそのまま使います。有料でアクティベートすると全機能が開放されたT-De-Esser Proになります。
  • GVST GComp2 コンプレッサー + エキスパンダー + ハイパス・ローパスフィルタ。
    余計な低音と高音をカットし、音量をコントロールします。環境音くらいの小音量の時はさらに小さく、声は程々に大きくしつつ、大き過ぎにならない程度に抑えます。
  • RO-GOLD リバーブ。ほんの少しだけかけます。
    ただ、品質はいいと思うのですが、パラメーターが表示されていないのでちょっとコントロールは難しいですね…。
    というか無くてもいいと思う。

設定





2023-05-21

VSTボイチェン覚え書き ver2

2023.08.16 一旦出来上がり。


いわゆるバ美肉ゲーム実況生配信をやっているので、その声に関するメモです。基本的にVSTプラグインのボイスチェンジャー(ピッチ・フォルマントシフター)を使った男声→女声変換です。

基本的に2023年以降のあれこれを書いています。
2019年頃から2022年末頃の内容は別ページになります(VST覚え書き ver1)。説明に重複しているところも多々あります。

DDMF Superplugin と RoVee




VSTホストとしてDDMF Superpluginのスタンドアロン版を使っています。スタンドアロンではなくVSTプラグインとして使える版もありますというかそっちがメイン。
パネルにVSTプラグインを並べて使うような感じです。VSTHostKushview ELEMENTプラグインのような同士を線で繋ぐような形式と比べて融通が効かない代わりに楽ですね。
Windows audio Low latency modeが使えたりなど機能面も豊富です。

色々試してみてSuperpluginに行き着いたのは、ボイスチェンジャーの中心になるRoVeeを使うためというところが大きいです。32bitプラグインと64bitプラグインを同時に扱えて、さらにオーバーサンプリングも使えます。ただし、私の環境では2倍のオーバーサンプリングまでしか出来なかったので、その点ではSuperpluginの機能を活かしきれてはいないとも言えます。

ちなみに他のVSTホストで扱う場合、オーバーサンプリングを使わなくていいならVSTHostやCAKEWALKがいいと思います。これらは32bitプラグインと64bitプラグインを同時に扱えます。あるいはDDMF Bridgewizeで64bit化して使うのがいいと思います。逆に他のプラグインを32bitで統一するという手も考えられますが、iZotope RXが9以降64bitのみになっていたりしてむずかしい選択肢と思います。

プラグイン個別: ボイチェンの前に音ととのえるセクション



  • iZotope RX9 Mouth De-Click…リップノイズ除去を目的としたプラグインですが、他のクリック音?も除去されていて結果的に全体的に音がマイルドになっています。わりと遅延がある方のプラグインですが、有効なので使っています。ちなみにRX Elementには収録されてませんが、[De-ClickのLOW LATENCYモード]は近い効果があります。
  • iZotope RX9 Voice De-Noise…定番のノイズリダクション。音質に影響があるので程々で止めておきます。大人しくしてるときにOBSのメーターに出ない程度までいってればいいでしょう。最近は他の選択肢も増えましたが、軽くて環境を選ばない点でVoice De-Noiseは良いと思います。ちなみに今は夏なのでエアコンの音対策に効きを強めにしています。
  • Black Rooster Audio VPRE-73…プリアンプ。音量を上るのみならず音に倍音が付加されいい感じに存在感が増していく。この後の段階でも音量は大きくするけど、あんまり1つのプラグインで極端に大きくすると音が歪みすぎるような?(よくわかっていない)。さらに低音のカットやEQも使っています。

プラグイン個別: 特にボイスチェンジャー中心セクション



  • [X-Over]…これはVSTプラグインではなくSuperpluginの一部。Bypass状態ではこの下の4つのラインに単純に同じ音が流れています。右2つはプラグインも入ってないしミュートしています。
  • Lindell Audio 902 De-Esser…ディエッサー。歯擦音を削減します。902 De-Esserはあまり設定を追い込まなくてもいい結果を出してくれる感じで、しかも機能が多く使いやすと思います。歯擦音とはだいたいサシスセソとかだと思っていただければ…。地声の人でも歯擦音はある程度抑えた方が耳障りでなくなるのですが、ボイチェン特にRoVeeは歯擦音が入るとすごいノイジーになるので重要です…さらに右側のは音量を下げた上で差分(削られた歯擦音)が出ています。理由は後述。
  • RoVee…ピッチ・フォルマントシフト。これがいわゆるボイスチェンジャーです!見ての通りピッチは最大値にしてます。キリよく1オクターブ上げています。一方右側はピッチフォルマントがほぼ半分です。ようするにディエッサー差分(削られた歯擦音)を小さくされたものに軽めにボイチェンをかけて戻しています。うまく加減できているかはわからないのですが、これがあると歯擦音の不自然さがなくなるんですよね…。

プラグイン個別: 音量と音質をととのえるセクション



  • TDR VOS Slick-EQ…EQ。ここである程度細かく音質を整えています。VPRE-73や50 SeriesにもEQがありますが、細かい調整が出来るタイプではないので…でもVOS Slick-EQもいうほど用途が合ってないかも…書いてて思ったけどWaves F6とかの方が良くない?ちなみにここまでマイクの音は[ステレオの片方だけ入ってる状態]なので一旦モノラル化してます。
  • Lindell Audio 50 Series(前半)…チャンネルストリップ。主に音量調整に関わる複合プラグインです。EQやコンプレッサーは単一のプラグインがあるけどエキスパンダーは単一のプラグインとして中々無い…というのがチャンネルストリップを使う理由の上位です。セットになってる安心感もあります。というわけでまずは音量を上げます。ここでVPRE-73と同じで倍音も加わり音質も変わります([アナログのあたたかみ…]とか[歪み]とか言われるアレです)。ローカットも再度しっかり行います。EQも一応使っていますが、調整が難しいので薄め。
  • Lindell Audio 50 Series(後半)…それからコンプレッサー(小さい音を大きくし、大きすぎる音は抑える)とエキスパンダー(小さい音をさらに小さくする)で音量をしっかり調整します。ちなみにエキスパンダーを使っていることもありノイズゲートは使用していません。
  • RO-140…リバーブ。プレートリバーブでほんのり残響を加えています。会話でも少しリバーブを効かせるといいと言われていたのでかけていますが加減はよくわかっていません…あ、出力がSTEREOになってるのは間違いですね…元がモノラルだからそのままMONOか、左右に差を出すMONO→STを選ぶべきで、STEREOはステレオ音源向け。


2023-01-15

muraduki 三面図

2024.11.21 更新: 三面図追加(幼稚園スモック)、順番の変更、自画像追加。
2023.11.05 更新: 三面図追加。冬服を中心に5点。
2023.07.08 更新: VMagicMirrorで見る視野角(FOV)

muraduki 三面図

muraduki 三面図です。ボイスチェンジャーとは関係ありませんが公開場所が思いつかなかったのでここで公開します。はみ出てしますがよろしくお願いします。

衣装は3DでVRoidHubで保管を兼ねて公開しています。



衣装別の追加三面図









































自画像

追加の資料?として自分で描いた自分も載せておきます。


VMagiciMirrorで見る視野角(FOV)

もう自分の資料でもないのですがちょうどいい置き場が見つからなかったので…。
3Dアバターを見たり見せたりするときは視野角に注意した方がいいですね。
立体的の部分と、一見立体的だけど実はテクスチャに描かれた部分の違いにも注目。





















2022-10-03

VST覚え書き ver1 - こんな構成です編

2023.05.21 更新: 続編?作成に伴い名称の変更と序文の追記。
2022.12.22 更新: 「こんな感じで使っています」の追加。

VSTプラグイン個別の解説は別ページになります。


いわゆるバ美肉ゲーム実況生配信をやっているので、その声に関するメモです。主にVSTの紹介とか自分なりの使い方の解説を書いています。

基本的に2019年頃から2022年末頃の知ったことや経験に基づいて書いています。

自分で使ったVSTについて書いていますが、他の方の書いたブログなども参考にしています。パソコンへの負荷という意味での「軽い/重い」は主にPluginDoctorで判断したものになります。

VSTホストと関連アプリ

VSTホストDDMF virtual audio stream内のEffectRackという、マイナーなVSTホストを使っています。これといって優れたところがある感じでもないし、有料アプリだし…でもなんか丁度良かったんですよね。複数の設定ができるのでミキサーを使ってない自分には良かったのかもしれない…。
以前はVSTHostを使っていました。フリーで人気のある、しかも32bit/ 64bit混成でも使用できるので使い勝手が良いVSTホストです。しかし長く更新されていないので安定性などには不安がります。

VSTプラグインの動作を調べるためにDDMF Plugindoctorを使っています。音楽・音響的な素養を持っていないため、VSTプラグインの特徴を可視化できるこのアプリは大変重宝しています。EQなどの周波数特性、コンプレッサーなどの音量変化がわかりやすくなります。

RoVeeの64bit化のためにDDMF Bridgewizeを使っています。以前はjBridgeを使っていましたが、Bridgewizeで変換したRoVeeの方が安定している気がします。

EffectrackとBridgewizeそしてPlugindoctor…DDMF製品がなぜが多いですが、DDMF製のVSTプラグインはまだ使ったことはないですね。


こんな感じで使っています(2022年12月版)

マイクはLCT240PROを使っています。

左側の枠の中になります。9月版を洗練させた感じになります。変わっていないところは説明もそのままだったりします…。
  • RX9 Mouth De-Click…リップノイズ除去。他のクリック音?も除去されていて結果的に音がマイルドになってると思います。わりと遅延がある方のプラグインです。
  • RX9 Voice De-Noise…定番のノイズリダクション。音質に影響があるので程々で止めておきます。大人しくしてるときにOBSのメーターに出ない程度までいってればいいでしょう。ついでにここで入力の音量チェックもしてます。
  • T-De-Esser Pro…ディエッサー。歯擦音やブレスの高音の軽減するとともに、分岐しているもう片方は「左側の(ほぼ)差分の音を小さくしたもの」です。
  • RoVee…ピッチ・フォルマントシフト。これがいわゆるボイスチェンジャーです!ここではピッチを最大値にしてます。具体的にはピッチ12、フォルマント36~38です。
    私は地声でふつうに喋っているタイプのなので、極端に効かせています。分岐したもう一方はピッチ6、フォルマント18~19でほぼ半分です。ようするにディエッサーの差分を小さくして軽めにボイチェンもかけて戻しています。
  • TDR VOS Slick-EQ…EQ。ボイチェン後の調整です。これでより良い感じに聞こえるようにします。RoVeeにローカット(ハイパス)は必須だと思うし、配信の圧縮した音声だと超高音は削られるのでハイカット(ローパス)もしておいた方がいいと思います。
  • TDR VOS Slick-EQの差分のほうはさらに歯擦音・ブレス以外を削っています。T-De-Esserをはじめとしてディエッサーには音質のために歯擦音以外も削っているものがあり、それがこの用途の場合余計な音になるのでここで削っています。
  • BlueAsh SC-5…コンプレッサー。マイクが良くなったこともあり音質の良いアナログモデリングプラグインを導入しましたが、正直どの程度良くなっているのかよく解らないですね…GComp2に比べると重いし機能が足りなくて余計に別のプラグインも要ることになるし…。
  • TDR Nova GE…ダイナミックEQ。ここではWIDEBANDを使ってエキスパンダー(閾値より小さい音をさらに小さくする)として使っています。コンプレッサーがノイズのような音まで大きくするので困るがノイズゲートはオンとオフしかなくて極端だし…という感じでエキスパンダーの出番になります。いいエキスパンダーがあれば使いたかったのですが見つからなかったので…。
  • RO-140…リバーブ。プレートリバーブでほんのり残響を加えています。会話でも少しリバーブを効かせるといいと言われていたのでかけていますがまだまだ加減が解りません…。
  • 線が繋がっていないEasySSP(アナライザー)はチェックの時に使っています。

マイクの音質が良くなったことを活かせるようにしていきたいですね…。


こんな感じで使っています(2022年9月版)

マイクはラベリアマイク(ピンマイク)EM-700を使っています。

左から1番目が配信に乗っている声、2番目が音声認識のためにUDトークに送っているラインです。流れとしてはだいたいこんな感じです。
  • RX9 Mouth De-Click…リップノイズ除去。わりと遅延がある方のプラグインだし、効果がわかりにくいので無くてもいいかもとも思うのですが、ノイズは除去しときたくもあるしむずかしいところです…。
  • RX9 Voice De-Noise…ノイズリダクション。音質に影響があるので程々で止めておきます。大人しくしてるときにOBSのメーターに出ない程度までいってればいいでしょう。ついでにここで入力の音量チェックもしてます。
  • T-Clarity…エンハンサー?中低域の音を調整するもので、マイクの近接効果の対策として入れています。
  • T-De-Esser Pro…ディエッサー。歯擦音やブレスの高音の軽減するとともに、分岐しているもう片方は「左側の(ほぼ)差分の音を小さくしたもの」です。
  • RoVee…ピッチ・フォルマントシフト。これがいわゆるボイスチェンジャーです!ここではピッチを最大値にしてます。具体的にはピッチ12、フォルマント36~38です。
    私は地声でふつうに喋っているタイプのなので、極端に効かせています。分岐したもう一方はピッチ6、フォルマント18~19でほぼ半分です。ようするにディエッサーの差分を小さくして軽めにボイチェンもかけて戻しています。
  • TDR VOS Slick-EQ…EQ。ボイチェン後の調整です。これでより良い感じに聞こえるようにします。ちなみにRoVeeにローカット(ハイパス)は必須だと思うし、配信の圧縮した音声だと超高音は削られるのでハイカット(ローパス)もしておいた方がいいと思いますが、後述のGComp2でもロー/ ハイカットは可能です。
  • GComp2…コンプレッサー + ノイズゲート + ハイパス・ローパスフィルタ。特にコンプレッサーとしてここで音量を整えます。
  • RO-140…リバーブ。プレートリバーブでほんのり残響を加えています。会話でも少しリバーブを効かせるといいと言われていたのでかけていますが加減がよく解りません…。
  • 線が繋がっていないEasySSP(アナライザー)はチェックの時に使っています。
歯擦音だけ別にボイチェンをかけて一緒にするというのを試してみました。悪くないと思います

エキサイターというか倍音をコントロールする系のプラグインが無くなっていますね。コントロールが難しく、重い割に効果がわかりにくいからです。いずれ再挑戦してみたいところではあります…。


    こんな感じで使っています(2022年4月版)

    マイクはラベリアマイク(ピンマイク)EM-700を使っています。
    プラグインごとの詳しい解説は後述。

    • まずはRX9 Voice De-Noise(ノイズリダクション)でノイズを軽減します。音質に影響があるので程々で止めておきます。大人しくしてるときにOBSのメーターに出ない程度までいってればいいでしょう。ついでにここで入力の音量チェックもしておきます。
    • もしこの段階でノイズが酷ければ、Voice De-Noiseの前にEQを入れることも検討します。まあそれ以前に、可能ならマイクとか入力とかを見直した方が良いところですが…。
    • F6(ダイナミックEQ)でハイパス(低音のカット)、基音周辺の強調、ディエッサー(歯擦音やブレスの高音の軽減)を行っています。ボイスチェンジャーに入れる前の音を整えるイメージです。
    • Cobalt Saphira(harmonics shaping tool?)で倍音を調整します…というか基音と奇数倍音をちょっと盛ります。これもボイスチェンジャーに入れる前の音を整える感じの作業です。狙い通りに機能してるかどうかは微妙ですが…。
    • RoVee(ピッチ・フォルマントシフト)がいわゆるボイスチェンジャーです!ここではピッチを最大値にしてます。具体的にはピッチ12、フォルマント36~38です。
      私は地声でふつうに喋っているタイプのなので、極端に効かせています。
    • F6(ダイナミックEQ)を再び使っていますが、ここは高音と低音のカットのみです。
    • Maag EQ2(アナログモデリングEQ)で低音と高音を少し強調しています。なんか、音を盛る方向のEQはアナログモデリングEQが良いと聞くので。爽やかで聞き取りやすい感じになってるでしょうか…。
    • OneKnob Louder(マキシマイザー)で程よく音を大きくします。音量のコントロールは聞き取りやすさのみならず、意外と声のキャラクター性を左右しますね。私みたいに叫んだりとかあまりしないタイプは尚更…。
    • W1 Limiter(リミッター)で大きすぎる音を抑えています。ちなみにW1 Limiterも音を大きくする機能もあるのですが、OneKnob Louderもあるので控えめにしています。
    • ROOM041(リバーブ)でほんのりリバーブをかけています…少しいい感じ…?
    • 線が繋がっていないEasySSP(アナライザー)はチェックの時に使っています。
    プラグイン数が多いのか少ないのか…一般的な数がわからないので比較は出来ないのですが、今はわりと機能ごとにバラバラになっているという感じです。自分でもマキシマイザーとリミッターまで別々なのはやりすぎでは?と思わなくもない。

    2022-04-21

    VST覚え書き ver1 - プラグイン個別編

    2023.05.21 更新: 続編?作成に伴い名称の変更と序文の追記。
    2022.12.22 更新: 一部ニュアンスを改めました。項目を分けました。

    実際配信で使っていた構成の説明は別のページに分けました。


    いわゆるバ美肉ゲーム実況生配信をやっているので、その声に関するメモです。主にVSTの紹介とか自分なりの使い方の解説を書いています。

    基本的に2019年頃から2022年末頃の知ったことや経験に基づいて書いています。

    自分で使ったVSTについて書いていますが、他の方の書いたブログなども参考にしています。パソコンへの負荷という意味での「軽い/重い」は主にPluginDoctorで判断したものになります。


    よく使っているVSTプラグイン

    GComp2 フリープラグイン

    コンプレッサー + ノイズゲート + ハイパス・ローパスフィルタ。
    設定は手間だし音はまあ普通?だけど軽くて音量調整はしっかりできてると思う。

    GVSTには他にもシンプルなVSTプラグインが多数あり、特にメルアド登録なども要らないフリープラグインなので良いですね。


    T-De-Esser 無料版と有料版

    フリープラグイン版もある、扱いやすく音もいい感じのディエッサー。Plusは「処理された部分だけ聞くオプション」がついています。もちろん有料版のT-DE-Esser Proは良いのですが、無料のT-De-EsserやT-De-Esser Plusでも十分良いと思います。

    Waves F6 有料…Wavesのセールで購入するといいと思う

    軽くて遅延のない、アナライザー付きダイナミックEQ。ダイナミックEQなので色々出来るし、軽いのでとりあえずで使っていい感じ。持ってると何かと役に立つのでWavesのセールの時に買うといいと思う(しょっちゅうやってる)。
    ただハイパスフィルターとしてだけ使うのもいいし、ディエッサーとしても使うのもよい。

    How To Reduce Sibilance And Harshness In Vocal Recordings - Episode #4

    RX Voice De-Noise 有料…定価は安くないがセールだと安かったり無料配布したり

    遅延のないノイズリダクション。このジャンルでは定番だと思う。
    ちなみにこれは単品での販売はなく、RXというノイズリダクションプラグインのセット販売になっている。最新版はRX9だけど、低価格版のRX Elementsはバージョンとしては1つ前のRX8。

    改めて考えると挙動はノイズゲートとかエキスパンダーに近いと言えなくもない?

    RoVee フリープラグイン

    核となるボイスチェンジャー。厳密にはピッチ/フォルマントシフターと言うんでしょうか。著名なボイスチェンジャーの中では低遅延で、どんな声でも破綻しにくい感じがする。その代わり?音は常に荒れがち。
    ただしこれは32bitのプラグインで今日日大変使いにくいので、なぜか32bit64bit混成でも使えるVSTHostで運用するか、64bit化して使う。
    私はDDMF Bridgewizeで64bit化しています。実質無料ならぬ実質有料になってしまいますが…。

    ちなみにRoVeeはピッチとフォルマントのパラメーターが分離してるタイプです。他にはピッチを調整するとフォルマントもコントロールしてる(コントロール具合は調整可)タイプも多いですね。


    そこそこ使っていたり注目したりしてるVSTプラグイン

    DeeTrimCast 有料…DOTEC-AUDIOのプラグインは2つめ以降は割引で購入できます

    配信に最適化されたオートレベラー。うまく調整されれば多少のノイズもなんとかしてくれる感じだが、微調整がうまくいかないと声質が硬いというかちょっと圧が出るというか…。
    というか、これに限らずレベラーとかリミッターは割りと「-9.0dbぐらいをアウトプットの目標にする」というのが苦手なのか、さもなくばそういう情報が少ないので未開の地になっているような気がします。
    Ratioの設定次第でもっと良くなる気はしつつ、今は配信に乗る声には使っていません。音声認識用の声に使うことはある。

    Cobalt Saphira 有料…Wavesのセールで購入するといいと思う

    倍音をコントロールするというか、個別に盛る?事が出来るプラグインみたいです…みたい、というのは、まだまだ使いこなせていないからで…。
    これはあくまで自分の場合ですが…基音や奇数倍音より偶数倍音が大きいときはボイスチェンジャーの声が変な音になる(ケロる?ガビる?)気がしたので、これで調整しています。ほんとうは偶数倍音を削りたいのですが。

    ちなみに「倍音」については色々な記事があるので検索してみるとわかりやすいと思います。

    Waves Cobalt Saphira:ミックスに深みと一体感を

    Maag EQ2 有料…セールとかあるのかな?

    ブーストのみのアナログモデリングEQ。オーディオインターフェースのオマケについてきた。デジタルEQで音をカットして、アナログモデリングEQでブーストするといい…らしいですよ。

    OneKnob Louder 有料…Wavesのセールで購入するといいと思う

    パラメーター1つだけでいい感じに音を大きくする。わりとふわっとしてる感じがする。ノイズも大きくなるし、音量を抑える効果は無いので注意。

    W1 Limiter フリープラグイン

    無料のリミッター。音を大きくしつつ設定値より音が大きくならないように調整できる。パラメーターも割と素直。初期はこれだけで音量コントロールしてました。

    個人的にはまずCeilingが音の最大値(リミット)になるので目標の音量…より少し多めにしておきます。例えば目標が-10dbならちょっと盛って-8.6dbとかそのくらい?Ceilingに対して、手前から程々にブレーキかけるような挙動(?)をするのでこのぐらいじゃないとなかなか-10dbは出ないということになりますので…。
    それから望みの音量の出方を目指してThresholdを下げていきます。Thresholdを下げるほど音が大きくなります。逆にThresholdが初期値のままなら素直なリミッターになるとも言えますね。
    Releaseは初期値のままか下げてもせいぜい180msくらい?でもトーク用のコンプのリリースは0~150ms位とも聞くし…。


    MJUCjr フリープラグイン

    有名なコンプレッサー。有名だけあって設定が簡単だし音がいい。気になるのは比較的重いことと大音量を抑える方面にはあまり向いてないことでしょうか。

    Room041 フリープラグイン

    リバーブ…特にRoVeeは音が荒れがちなのでリバーブでごまかしたいのですが。

    TAL-Reverb-4 フリープラグイン
    リバーブプラグイン。比較的パラメーターがわかりやすい気がします。しゃべり向けの程よいリバーブというのがまだよくわからないもので…。

    TDR Nova/ TDR Nova GE 無料版と有料版

    配信界隈では多分有名なダイナミックEQ。無料でアナライザー付きで使いやすいのが人気の理由なのかな。
    上記のF6と機能が被ってるけど、こちらは多少ながら遅延もあるし重い。F6のように「とりあえずこれで」といった感じには選びにくい。でもパラメーターとかに違いがあるし、なにしろ無料だし…抽象的な言い方ですが、積極的にダイナミックEQとして使うならこっちかなと。
    GEは有料版。より特殊な使い方ができるけど、無料の方でも十分優秀ではある。

    TDR VOS Slick EQ/ TDR VOS Slick EQ GE 無料版と有料版

    ハイパス+3バンドのEQ。4つで十分ですよ!ほんのりしたサチレーションなどシンプルなようでいて多機能。配信ではLiveモードが遅延無しで軽量なので良いと思う。
    GEは有料版。アナライザなど追加要素はけっこう多い。

    VocalKing フリープラグイン

    パラメーターがわかりにくいけど、良い。無料(元有料)で遅延も無いので良い。公式の解説を頼りになんとかしよう…。
    ちなみに、P Limitをオン、Low Cutをメモリ1つ以上上げてTighten・Bass・Crispyを最低にしておくと音質面の変化は少なくなる気がします。

    コンプレッサー部分を抜粋した簡易版VK-2knobも気になるんだけど、なんかライセンスファイル読み込まなくて…。

    Renaissance Bass 有料…Wavesのセールで購入するといいと思う

    本来ベース向けだけどなぜかバ美に効くプラグインとして有名。倍音を強調させる効果が良い方向に働くみたい。

    DeeGain フリープラグイン

    ゲインコントロールとメーターだけのプラグイン。これだけってのが良いときもある。

    VHL-3C フリープラグイン

    アナログモデリングハイパス / ローパスフィルター。ようするに低い周波数と高い周波数をカットする機能だけのプラグイン。もう少し高めの周波数で切れるといいんだけどなーとは思うけど、品質が良い。

    古典的バ美肉ボイチェンとゲーム実況向け音調整2025

     20250825: 仮公開。プラグインごとのリンクや画像は後日…。 いわゆるバ美肉ゲーム実況生配信をやっているので、この声と配信の音声に関するメモの2025年版です。主にVSTプラグインの解説になります。過去記事にも解説もあるのでそちらもよろしくお願いします。 古典的なピッチ・...