20240707: 仮公開。リンクがなかったり説明が抜けてたり…
声はボイスチェンジャー(ピッチ・フォルマントシフター)を使った男声→女声変換を行っています。
DAWでVSTプラグインを使いその声と配信全体の音声調整を行っています。
Cakewalkの構成と使用プラグイン
トラック1はマイクからの入力、トラック2はPC上の再生音て、トラックAがそれらを合成したマスタートラックです。
Cakewalkという無料のDAWを使用しています。値段もありますが、RoVee(後述)との相性の良さで選びました。大手の歴史ある無料ソフトなのでネット上の情報が多いのもいいですね。
マイクからの入力
- Supertone CLEAR: AIを使ったノイズ・リバーブ除去VSTプラグイン。配信者目線で使い勝手の良い物になっていると思います。音を「環境音」「声」「声の残響」に分け、それぞれを音量調整する形でコントロールします。
- iZotope RX11 Voice De-Noise: 定番のノイズリダクション。軽くて使いやすいのでCLEARと同時に使っても大丈夫と判断しました。音質に影響があるので程々で止めておきます。大人しくしてるときにOBSのメーターに出ない程度までいってればいいでしょう。エアコンを使うときは効きを強めにします。
- DDMF Superplugin: パネルにVSTプラグインを並べて使うような感じのVSTホストとかVSTラッパーと呼ばれるもの。この中にいわゆるボイスチェンジャーを含めた色々が入ってます(後述)。これもRoVeeとの相性で選びました。実はCakewalkでボイチェンを行う上で必須ではないのですが、流れとか使い勝手とかそういうので使っています。
- Techivation AI-Clarity: AI系の学習で耳ざわりな部分を除去するプラグイン。良い具合になってるかどうかまだ様子見といったところですが…そもそも声のみのデータにかけるものかどうか…?
声以外の音の調整
- iZotope RX11 De-Hum: ハムノイズ用のノイズリダクション。ゲーム機を接続しての配信の際、音声にノイズが乗るときのみ使います。
- Channel Tools: Cakewalk付属のVSTプラグイン。ここではわざと音声にディレイをかけて、ボイチェン等で遅延が発生したマイク側の音とタイミングを合わせるために使います。
- TDR Limiter 6 GE: リミッター。大きすぎる音を抑えます。ゲームの音は極力いじりたくないのですが、初プレイのゲームが爆音だったり、立ち上げ時のロゴだけ音が爆音だったり…。
- Wavesfactory Trackspacer: ぶつかりそうな音同士(周波数帯のかぶり)をおさえるEQ。ここでは声に反応して全体の音を抑えています。多少なりともゲームの音に影響するので少しだけです。
マスタートラックの調整
- DeePopMax: 音圧をあげるマキシマイザーなのですが、ここではなぜか最終にちょっとだけかけるリミッターとして使っています。なんでですかね…?
- TDR Prism: 周波数アナライザープラグイン。視覚的に音を確認するときに使う物で、音そのものに影響するものではありません。
Superpluginの中身
- iZotope Ozone 11 Equalizse: 無料のEQ。万能高性能なEQでオススメです。配信ではアナログモードで使うのが良いかと。
- Techivation T-Clarity:
- [X-Over]…これはVSTプラグインではなくSuperpluginの一部。Bypass状態ではこの下の4つのラインに単純に同じ音が流れています。右2つはプラグインも入ってないしミュートしています。
- Lindell Audio 902 De-Esser…ディエッサー。歯擦音を削減します。902 De-Esserはあまり設定を追い込まなくてもいい結果を出してくれる感じで、しかも機能が多く使いやすと思います。歯擦音とはだいたいサシスセソとかだと思っていただければ…。ボイチェン特にRoVeeは歯擦音が入るとすごいノイジーになるので重要です…さらに右側のは音量を下げた上で差分(削られた歯擦音)が出ています。理由は後述。
- g200kg Music & Software RoVee…ピッチ・フォルマントシフト。これがいわゆるボイスチェンジャーです!キリよく1オクターブ上げています。一方右側はピッチフォルマントがほぼ半分です。ようするにディエッサー差分(削られた歯擦音)を小さくされたものに軽めにボイチェンをかけて戻しています。うまく加減できているかはわからないのですが、これがあると歯擦音の不自然さがなくなるんですよね…。
さらにSuperpluginのオーバーサンプリングにより音質がかなり改善されています。これのみ配布されているのが32bit版プラグインしか無いのでそのために扱いに困ります。Cakewalkは32bitと64bitの混成、オーバーサンプリング対応ですが、32bitプラグインのオーバーサンプリングは出来ません…Superpluginには可能ですが有料です。他にも32bitプラグインを64bit化するソフトDDMF Bridgewizeもありますが、こちらも有料です。 - Black Rooster Audio VPRE-73: プリアンプ。音量と音圧?存在感をいい感じに増します。この後の段階でも音量は大きくするけど、あんまり1つのプラグインで極端に大きくすると音が歪みすぎるような?。さらに低音のカットも出来て便利。
- WAVES eMo D5 Dynamics: 音量のコントロールをまとめて行うチャンネルストリップ的ダイナミクスツール。要は小さい音は程々に大きく、大きすぎる音は抑え、小さすぎる雑音みたいな音は目立たないよう小さくします。
この「小さすぎる雑音みたいな音は目立たないよう小さく」というのエフェクトをエキスパンダーというのですが、単品ではほぼ見かけません。 - Variety of Sound Epic Plate MK II: リバーブ。プレートリバーブというものを再現した物になります。トークでもちょっとだけリバーブ描けるといい感じになると聞きますが、効かせ具合はまだよく解りません…そもそも収録時点で部屋鳴りが入ってるし…音質的な意味でドライな声や音にはいいのだと思いますが。
- Supertone CLEAR: AIを使ったノイズ・リバーブ除去VSTプラグイン。配信者目線で使い勝手の良い物になっていると思います。音を「環境音」「声」「声の残響」に分け、それぞれを音量調整する形でコントロールします。
- iZotope RX11 Voice De-Noise: 定番のノイズリダクション。軽くて使いやすいのでCLEARと同時に使っても大丈夫と判断しました。音質に影響があるので程々で止めておきます。大人しくしてるときにOBSのメーターに出ない程度までいってればいいでしょう。エアコンを使うときは効きを強めにします。
- DDMF Superplugin: パネルにVSTプラグインを並べて使うような感じのVSTホストとかVSTラッパーと呼ばれるもの。この中にいわゆるボイスチェンジャーを含めた色々が入ってます(後述)。これもRoVeeとの相性で選びました。実はCakewalkでボイチェンを行う上で必須ではないのですが、流れとか使い勝手とかそういうので使っています。
- Techivation AI-Clarity: AI系の学習で耳ざわりな部分を除去するプラグイン。良い具合になってるかどうかまだ様子見といったところですが…そもそも声のみのデータにかけるものかどうか…?
声以外の音の調整
- iZotope RX11 De-Hum: ハムノイズ用のノイズリダクション。ゲーム機を接続しての配信の際、音声にノイズが乗るときのみ使います。
- Channel Tools: Cakewalk付属のVSTプラグイン。ここではわざと音声にディレイをかけて、ボイチェン等で遅延が発生したマイク側の音とタイミングを合わせるために使います。
- TDR Limiter 6 GE: リミッター。大きすぎる音を抑えます。ゲームの音は極力いじりたくないのですが、初プレイのゲームが爆音だったり、立ち上げ時のロゴだけ音が爆音だったり…。
- Wavesfactory Trackspacer: ぶつかりそうな音同士(周波数帯のかぶり)をおさえるEQ。ここでは声に反応して全体の音を抑えています。多少なりともゲームの音に影響するので少しだけです。
マスタートラックの調整
- DeePopMax: 音圧をあげるマキシマイザーなのですが、ここではなぜか最終にちょっとだけかけるリミッターとして使っています。なんでですかね…?
- TDR Prism: 周波数アナライザープラグイン。視覚的に音を確認するときに使う物で、音そのものに影響するものではありません。
Superpluginの中身
- iZotope Ozone 11 Equalizse: 無料のEQ。万能高性能なEQでオススメです。配信ではアナログモードで使うのが良いかと。
- Techivation T-Clarity:
- [X-Over]…これはVSTプラグインではなくSuperpluginの一部。Bypass状態ではこの下の4つのラインに単純に同じ音が流れています。右2つはプラグインも入ってないしミュートしています。
- Lindell Audio 902 De-Esser…ディエッサー。歯擦音を削減します。902 De-Esserはあまり設定を追い込まなくてもいい結果を出してくれる感じで、しかも機能が多く使いやすと思います。歯擦音とはだいたいサシスセソとかだと思っていただければ…。ボイチェン特にRoVeeは歯擦音が入るとすごいノイジーになるので重要です…さらに右側のは音量を下げた上で差分(削られた歯擦音)が出ています。理由は後述。
- g200kg Music & Software RoVee…ピッチ・フォルマントシフト。これがいわゆるボイスチェンジャーです!キリよく1オクターブ上げています。一方右側はピッチフォルマントがほぼ半分です。ようするにディエッサー差分(削られた歯擦音)を小さくされたものに軽めにボイチェンをかけて戻しています。うまく加減できているかはわからないのですが、これがあると歯擦音の不自然さがなくなるんですよね…。
さらにSuperpluginのオーバーサンプリングにより音質がかなり改善されています。これのみ配布されているのが32bit版プラグインしか無いのでそのために扱いに困ります。Cakewalkは32bitと64bitの混成、オーバーサンプリング対応ですが、32bitプラグインのオーバーサンプリングは出来ません…Superpluginには可能ですが有料です。他にも32bitプラグインを64bit化するソフトDDMF Bridgewizeもありますが、こちらも有料です。 - Black Rooster Audio VPRE-73: プリアンプ。音量と音圧?存在感をいい感じに増します。この後の段階でも音量は大きくするけど、あんまり1つのプラグインで極端に大きくすると音が歪みすぎるような?。さらに低音のカットも出来て便利。
- WAVES eMo D5 Dynamics: 音量のコントロールをまとめて行うチャンネルストリップ的ダイナミクスツール。要は小さい音は程々に大きく、大きすぎる音は抑え、小さすぎる雑音みたいな音は目立たないよう小さくします。
この「小さすぎる雑音みたいな音は目立たないよう小さく」というのエフェクトをエキスパンダーというのですが、単品ではほぼ見かけません。 - Variety of Sound Epic Plate MK II: リバーブ。プレートリバーブというものを再現した物になります。トークでもちょっとだけリバーブ描けるといい感じになると聞きますが、効かせ具合はまだよく解りません…そもそも収録時点で部屋鳴りが入ってるし…音質的な意味でドライな声や音にはいいのだと思いますが。
さらにSuperpluginのオーバーサンプリングにより音質がかなり改善されています。これのみ配布されているのが32bit版プラグインしか無いのでそのために扱いに困ります。Cakewalkは32bitと64bitの混成、オーバーサンプリング対応ですが、32bitプラグインのオーバーサンプリングは出来ません…Superpluginには可能ですが有料です。他にも32bitプラグインを64bit化するソフトDDMF Bridgewizeもありますが、こちらも有料です。
この「小さすぎる雑音みたいな音は目立たないよう小さく」というのエフェクトをエキスパンダーというのですが、単品ではほぼ見かけません。