2024.04.21 GOYOについて追記
フリーのVSTプラグインとDAWでいわゆるバ美肉のピッチ・フォルマントのボイチェンを行いました。こんな感じになります。
フリーとは言いつつ有料のソフトに移行することが予告されているものも含まれているのですが、だからこそ早めに書いておきたかったのですが時間が経ってしまいました…。
サンプル
20230913音声比較用(T-De-Esser Plus)
20230913: [JP/EN/ESsub]AC6 FoR: story mode first playthrough #9 (途中で調整しています)
20230913: [JP/EN/ESsub]AC6 FoR: story mode first playthrough #9 (途中で調整しています)
こんな感じ
使ったDAWとVSTプラグイン
肝心な部分が有料に移行することが予告されているので早めにみてみてね。
- Cakewalk ※後日開発終了、有料ソフトへの移行がアナウンスされています。
DAW。音楽の編集や録音に使うソフトですが、ここではマイクで録音した音をリアルタイムで変換して配信などに出力する目的で使います。
ちなみにこの例では配信では気にならないけど自分で聞きながらしゃべるのは難しくなる程度の遅延が発生するので、別途仮想ケーブルやミキサーがあると便利です。 - GOYO Voice Separator ※現在はSupertone CLEARに名を改めて有料のプラグインになっています。有料なので趣旨から離れますがオススメです。
ノイズ・リバーブ除去VSTプラグイン。配信者目線で使い勝手の良い物になっていると思います。音を「環境音」「声」「声の残響」に分け、それぞれを音量調整する形でコントロールします。 - TDR Nova 有名なダイナミックEQ。音を周波数でコントロールします。TDR NovaはフリーのEQ中でダイナミックEQなのとアナライザー付きなのが貴重です。
通常のEQの機能で低音高音をカットして変換前の音を整えています。少し音量も上げています。使わない機能はオフにすると負荷が軽くなります。
実はサンプルを作った時点ではTDR VOS Slick EQという別のEQを使っていましたが、こちらの方がわかりやすいと思い変更しました。 - RoVee ピッチ・フォルマントシフト。これがいわゆるボイチェンになります。
VSTプラグインのボイスチェンジャーの中でも特に地声をコントロールせずとも声がガビガビしにくい?ので気に入って使っていますが、32bit版のプラグインしか無いので使い方に工夫が要ります。今回はCakewalkの使いことで解決します。 - T-De-Esser Plus ディエッサー。サシスセソの音(歯擦音)が目立ちすぎるのを抑えるのに使います。
これはフリーで配布されているディエッサーで欲しい機能が一通り揃っていて、音質も使い勝手も良いと思います。ちょっと紛らわしいですが、一部機能は使えない状態になっていますがそのまま使います。有料でアクティベートすると全機能が開放されたT-De-Esser Proになります。 - GVST GComp2 コンプレッサー + エキスパンダー + ハイパス・ローパスフィルタ。
余計な低音と高音をカットし、音量をコントロールします。環境音くらいの小音量の時はさらに小さく、声は程々に大きくしつつ、大き過ぎにならない程度に抑えます。 - RO-GOLD リバーブ。ほんの少しだけかけます。
ただ、品質はいいと思うのですが、パラメーターが表示されていないのでちょっとコントロールは難しいですね…。
というか無くてもいいと思う。
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